2009年度国語の中の評論の対策と評価です

評論

センター試験の評論と言っても、出題される文章の難易度・ジャンルなどは、毎回大きく異なり、年によって違いに差が生じている。とくに、ここ数年は、音楽論・映画論・演劇論などといった、かなり専門的とも言える領域の題材を扱った文章が出題されている。学校の教科書や新聞の文化欄の文章などを読むだけでは、センター試験の評論問題に対応することは難しいなってきている。問題集を解くなどして、できるだけ多くの新しい文章に触れてみるということも重要な対策である。
ただし設問については、出題傾向は毎年ほとんど変わっていない。漢字の書き取り問題1題(小問数は5問)を除けば、傍線部の内容、理由説明問題や本文の内容合致問題などの読解問題が構成の中心である。2009年度は問6で、評論の出題でありながら「文章の特徴」について答えさせるというやや風変わりな問いが出題されたが、内実は通常の内容合致問題と変わらないものであるといえる。

対策のポイント

【1】抽象度の高い評論に慣れるとともに、文章全体の仕組みを意識しよう
対策としては、まず比較的抽象度の高い硬質な評論文を読む練習を繰り返すことで、この種の文章を抵抗感なく読めるようにすることが必要である。そして、その際、文章をただなんとなく読むのではなく、意識的に文章全体の論理構造や仕組みをとらえるようにすることも重要である。本文中で、何と何が対比され、何と何が同一内容の言い換えとなっているか、そして具体例を通して筆者がどういうことを言おうとしているのか。こうしたことをつかむようにしよう。評論では、設問も、こうした文章の論理構造に即してつくられている場合がほとんどなのだから、与えられた文章全体の仕組みがうまくとらえられるようになれば、本文の内容を理解しやすくなるだけに留まらず、設問も解きやすくなるというメリットがあるのである。

【2】漢字の問題にも万全の対策を
センター試験の漢字の書き取り問題はマーク式なので易しいと考えている人もいるようだが、多くの人が高得点を狙ってくる漢字の問題ではできることなら満点を取りたいものである。漢字の苦手な人は、すぐに漢字の問題集を用いて対策をしよう。特に文系の受験生については、二次試験や私立大学入試でも必ず漢字問題が出題されるはずだから、漢字の学習は必須となる。また、漢字の問題を解く際に、カタカナ部分だけを見て解答している人もいるようだが、漢字は必ず意味を考えながら該当するものを選ぶように心がけたい。



【3】本文中の解答の根拠に基づいて選択肢を検討すること
傍線部の内容や理由を説明する問題では、必ず解答の根拠となる記述が本文中のどこかに存在している。それは傍線部のすぐ近くにある場合もあれば、傍線部からやや離れたところにある場合もあるが、とにかく解答の根拠となる記述を、本文中から探すことが最重要になってくる。そのとき、先に述べたように、与えられた文章全体の仕組みをとらえるということが重要になってくる。本文全体の論理構造を踏まえて、傍線部に関連する内容が本文中のどこにあるのかを確定する。そのうえで、その部分の記述と選択肢の内容とを慎重に対照していけば、解答はおのずと決まるはずだ。

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